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Razer Basilisk V3 Pro 35Kを徹底レビュー|チルトホイール搭載の機能豊富なゲーミングマウス

今回Razer様から『Basilisk V3 Pro 35K』をご提供いただいたので紹介します。

これからゲーミングマウスを購入する方でRazer Basilisk V3 Pro 35Kを検討している方は多いと思いますが、性能・使用感などがわからず購入を悩んでいる方は多いはず。

そこで本記事ではRazer Basilisk V3 Pro 35Kの使用感などを徹底レビューします。

 
実際に撮影した写真を見せながらレビューしていきますので、これから『Razer Basilisk V3 Pro 35K』を購入しようか迷っている方は参考にしてみてください。


Basilisk V3 Pro 35Kの変更点

Basilisk V3 ProからBasilisk V3 Pro 35Kにアップデートしましたが、機能面も変わっております。下記に比較表を作成しました。

機能 Basilisk V3 Pro Basilisk V3 Pro 35K
バッテリー 最大150時間 最大210時間
センサー Focus Pro 30K オプティカルセンサー 第2世代 Focus Pro 35K オプティカルセンサー
解像度 30,000 35,000
DPI感度マッチャー なし あり
スマートリールモード なし あり
スクロール
アクセラレーション
なし あり

バッテリー時間が長くなったのとセンサー、ホイールが変わっておりますので、Basilisk V3 Proから買い替えを検討している方は参考にしてみてください。

Basilisk V3 Pro 35Kのスペック表&価格

Basilisk V3 Pro 35Kのスペックと価格を紹介していきます。サクッと確認できるように表を作成しましたので、参考にしてみてください。

スペック表

サイズ 長さ130.0・幅75.4・高さ42.5mm
重量 112g
ボタン 11個
センサー 第2世代 Focus Pro 35K オプティカルセンサー
解像度 35000dpi
最大加速 70G
最大速度 750IPS
ポーリングレート 最大8000Hz ※追加ドングル必要
接続方式 無線・有線
USBポート USB Type-C
バッテリー 最大210時間
電池
カラー ブラック・ホワイト
直販価格 26,980円

※2025年9月5日時点の情報

価格

直販価格で26,980円です。RazerのProシリーズなので、価格はがっつり高めに設定されています。

各ショッピングサイトでの価格は下記の通りです。

サイト 価格
Amazon 26,980円
楽天市場 26,980円

上記は2025年9月5日時点の価格になります。

セールや時期などで変動することもあるので、実際に確認してみてください。

Basilisk V3 Pro 35Kの内容物

Basilisk V3 Pro 35Kの内容物を紹介します。
上画像の通りですが、テキストでも紹介していきます。

  • マウス本体
  • ケーブル
  • ドングル
  • ステッカー
  • 説明書

Basilisk V3 Pro 35Kはシンプルな内容物となっております。ケーブルとドングルなど基本的なものと、後はRazerのステッカーと説明書が付属しております。

Basilisk V3 Pro 35Kの外観・機能

ここからはBasilisk V3 Pro 35Kの外観・機能を紹介します。箱も含めて撮影しましたので参考にしてみてください。

Basilisk V3 Pro 35KはProシリーズなので、高級感のある化粧箱に梱包されております。内容物やスペックなどが記載されております。英語で色々書かれております!

正面デザインについて

形状:左右非対称

Basilisk V3 Pro 35Kは右利き用の左右非対称です。右手にフィットするように設計されており、フィット感抜群。またデザインもイカつくて、デスクで圧倒的な存在感があります。

サイズ感:がっしり大きめ

Basilisk V3 Pro 35Kのサイズは「長さ130.0・幅75.4・高さ42.5mm」とかなり大きめ。僕の手が長さ17cmくらいで小さめなこともあり、最初は「デカッ」って思いました。サイズの大きいエルゴということもあり、隙間なく手にフィットし、安定感が高いと思いました。

クリック感:標準的

Basilisk V3 Pro 35Kのクリックは標準的なクリック感。第3世代 RAZER™ オプティカルマウススイッチを採用しており、しっかり押した感覚があります。クリック音・硬さともに標準的で、癖がなく使いやすいです。

ホイール:高性能でギミック満載

Basilisk V3 Pro 35Kの最大の特徴がホイール。RAZER™ HYPERSCROLL チルトホイールを搭載しております。下記に機能をまとめました。

ホイール機能 内容
チルトホイール 上下のスクロールに加え、左右の4方向に入力可能。
こちらのキーは好みの機能を自由に割り当てできます。
タクタイル
サイクリングモード
ホイールをカクっと回せるタクタイルに切替可能。
切り替えはホイール下のボタンでできます
フリースピン
スクロールモード
ホイールを抵抗なしでスムーズに回せるように切替可能。
こちらも切り替えはホイール下のボタンでできます。
スマートリールモード タクタイルとフリースピンスクロールモードを
スクロール速度に応じて自由に切替可能。ソフトウェアで設定できます。
バーチャル
アクセラレーション
加速機能です。スクロールの速さに合わせて加速します。
こちらも専用ソフトで設定できます。

こんな感じでBasilisk V3 Pro 35Kのメイン機能といえるほど、機能満載なホイール。初めて使いましたが、まじで感動しました。すごすぎ。

左右デザインについて

サイドボタン:3個

Basilisk V3 Pro 35Kのサイドボタンは3個。一般的なサイドボタン2個に加えて、前側に3個目のサイドボタンがあります。この3個目のボタンの押し心地が結構よくて好きな方は多いと思います。静音性も標準的で癖がなく使いやすいかと。

ラバーグリップと左側の形状が神

Basilisk V3 Pro 35Kのサイドにはラバーグリップが採用されており、グリップテープがなくてもガッツリ握れます。また左側には親指を置ける窪みがあり、フィット感を倍増させております。小さい僕でもしっかり持ちやすいので、万人にフィットすると思います。

背面デザインについて

センサー:第2世代 Focus Pro 35K オプティカルセンサー

Basilisk V3 Pro 35Kのセンサーは「第2世代 Focus Pro 35K オプティカルセンサー」を搭載。これはViper V3 Proと同じセンサーなので、まぎれもなく最強スペックです。ただ付属のドングルだとポーチングレートが1000Hzまでしかないので、注意しましょう。とはいえ、このマウスでFPSをがっつりやる方はいないと思いますが。

ポーリングレートを8000Hzにしたい方は別で「HyperPolling Wireless Dongle」を使うと最高性能を引き出せるので、ポーリングレートを上げたい方は購入しましょう。

電源スイッチ

センサーの左側には電源スイッチがあります。「Bluetooth」と「ドングル接続」で分けられているので、接続方法に合わせましょう。

プロファイル切替ボタン

センサーの右側にはプロファイル切替ボタンがあります。Synapseで設定したプロファイルを切り替えることができるのと、Basilisk V3 Pro 35Kにはオンボードプロファイルがあり5個まで登録できますので、用途に合わせて設定を変えたい方は活用しましょう。プロファイル切替ボタンが不要な方は別の機能に変更も可能です。

マウスソール:5個

Basilisk V3 Pro 35Kのマウスソールは5個あります。小〜中サイズのマウスソールで摩擦も少なく、滑りがいいです。重たいマウスなので相性は良いと思いました。

前後デザインについて

Basilisk V3 Pro 35Kは左右非対称のエルゴマウスなので、右下りの形状をしております。傾きはそんなにないですが、サイズが大きいので、このくらいが程よくフィットします。

接続方法は有線と無線に対応しており、付属ドングル、Bluetooth、付属のType-Cケーブルでの接続ができます。

付属ドングルは他Razer製品のHyperSpeedに対応してるものならマルチデバイスに対応してるので、1つのドングルで複数デバイスの接続ができるので地味に便利です。

Basilisk V3 Pro 35Kのライティング

Basilisk V3 Pro 35KはLEDライティングがかっこいいのも魅力の1つです。

完全アンダーグロー式のCHROMAライティングを搭載しており、ホイールとロゴの他に背面の縁にもライティングあり、マウスパッドやデスクを照らしてくれます。

また、ライティングはRazerのchromaソフトにも対応しているので、細かくライティングを設定できます。

Basilisk V3 Pro 35Kの重さ

こちらではBasilisk V3 Pro 35Kの重さを紹介します。

項目 重量
公式 112g
蓋あり 113,25g
蓋なし 111,27g

公式では112gと記載がありますが、実際に測ると113,25gと気持ち重たいです。とはいえ、この重量なら1gは誤差だと思います。

また、Basilisk V3 Pro 35Kはドングルを収納できる裏蓋があり、こちらを外すことで111gと気持ち軽くできるので、少しでも軽くしたい方は外すといいでしょう。

Basilisk V3 Pro 35Kの各持ち方

Basilisk V3 Pro 35Kの各持ち方の感想を紹介します。下記に簡単にまとめましたので、参考にしてみてください。

持ち方 感想
かぶせ持ち 最適解の持ち方。サイズの大きいエルゴなので、
手を乗せると自然とかぶせ持ちになるくらいフィット感があります。
つかみ持ち 不向き。長さ17cmの僕の手では安定感がないです。
つまみ持ち 普通に持ちやすい。ラバーグリップがあり安定感もあるし、
クリックもしやすく柔らかいホイールなので、ホイールも使いやすいです。
ホイール下のボタンにもアクセスしやすい。

サイズの大きいマウスなので、基本的にかぶせ持ちで使うことが想定されており、一番持ちやすいです。つかみ持ちは僕の手が小さいこともあり、安定感がなく持ちにくいと感じました。つまみ持ちはサイドのラバーグリップと窪みにフィットして持ちやすいです。

Basilisk V3 Pro 35Kのリフトオフディスタンス

Basilisk V3 Pro 35Kのリフトオフディスタンスを計測しました。
リフトオフディスタンスはマウスを浮かしセンサーが反応しなくなる距離です。

【検証環境】
・マウスパッドなし
・0.1mm~2.0mmのプレートを使い計測

【検証結果】
・低:0.6mm
・中:0.8mm
・高:2.0mm

Basilisk V3 Pro 35Kは専用ソフトのSynapseで「低・中・高」の3段階でLODを設定できますので、好みで設定しましょう。特に好みがない方はデフォルトか「低」が個人的におすすめです。

また「リフトオフディスタンス」と「ランディングディスタンス」を分けて細かく設定できたりもするので、購入後に試してみてください。

Basilisk V3 Pro 35Kの設定方法

次にBasilisk V3 Pro 35Kの設定方法をザックリと紹介します。

  • 設定①:カスタマイズ
  • 設定②:パフォーマンス
  • 設定③:ライティング
  • 設定④:キャリブレーション
  • 設定⑤:電源

Razer製品は専用ソフト「Synapse」で設定できますので、ダウンロードしてしていない方は導入しておきましょう。

設定①:カスタマイズ

カスタマイズではBasilisk V3 Pro 35Kの各ボタンの割り当て。後はホイールの設定とドングルのマルチペアリングの設定ができます。

ホイールはここで「スクロールモード」「スマートリール」「アクセラレーション」の設定ができますので、試してみると面白いですよ。

設定②:パフォーマンス

パフォーマンスではDPI、ポーリングレートの設定ができます。

DPIに関しては5個登録が可能。また感度マッチャーという機能があり、他マウスと同じ感度に設定できるので、乗り換えの際に同じ感度にしたいという方はこちらでも設定可能です。

後はポーリングレートの設定もできます。「スマートポーリングスイッチャー」という機能があり、フルスクリーンでゲームをする際のポーリングレートを別で設定もできるので、普段は低く、ゲームでは高く設定してバッテリー節約もできたりするので、地味に便利です。

設定③:ライティング

こちらではライティングの設定ができます。

パターンや輝度もこちらで明るくできますし、バッテリー残量に合わせたライティング調整や、ライティングオフのタイミングなど設定できますので、自分好みに設定しましょう。

設定④:キャリブレーション

キャリブレーションでは主にLOD(リフトオフディスタンス)の設定ができます。「低」「中」「高」で簡単に設定できますが、下画像のように「非対称カットオフの有効化」をオンにすることで「リフトオフディスタンス」と「ランディングディスタンス」を分けて設定が可能です。

リフトオフディスタンスはマウスを離して反応しなくなる距離、ランディングディスタンスはマウスをマウスパッドに近づけてマウスが反応しだす距離です。細かく設定できるので、こだわりがある方は設定してみましょう。

設定⑤:電源

電源ではスリープモードまでの時間と低電力モードになるバッテリーの残量を設定できます。こちらも自分のプレイスタイルに合わせて調整しましょう。

Basilisk V3 Pro 35Kの使ってみた感想

Basilisk V3 Pro 35Kを使ってみての感想をまとめます。ザックリと感想を下記にまとめましたので、参考にしてみてください。

  • 感想①:チルトホイール含め機能が豊富。そして重い
  • 感想②:ワイヤレス充電対応が地味に良い
  • 感想③:アンダーグロー式のライティングが良い

感想①:チルトホイール含め機能が豊富。そして重い

Basilisk V3 Pro 35Kは重たいマウスですが、重量以外の性能は最強です。下記に主な機能をまとめました。

  • チルトホイール搭載
  • スクロールパターンを切替できる
  • ボタン11個で拡張性が高い
  • 背面も光るライティングがお洒落
  • ワイヤレス充電対応

チルトホイールを搭載しており、通常の上下のスクロールに加えて、左右にも入力できます。また、こちらには好きな機能を割り当てできるので、拡張性も高いです。

スクロールパターンもカクッと回せる「タクタイル」と抵抗がなく一気に回せる「フリースピン」をマウス上で切り替えることができ、ホイール操作が気持ちいです。

その他にもライティングがかっこよかったり、ワイヤレス充電に対応してたりと機能満載となっております。

感想②:ワイヤレス充電対応が地味に良い

Basilisk V3 Pro 35Kはワイヤレス充電に対応しており、Razerの「HyperFlux V2 Wireless Charging System」「Mouse Dock Pro」に対応しており地味に便利です。

バッテリーを気にせず使うことができるので、快適度を追求する方は試してみる価値ありだと思います。

感想③:アンダーグロー式のライティングが良い

Basilisk V3 Pro 35Kは見た目にもこだわっており、ライティングがめっちゃかっこいいです。ホイールとロゴのライティングもお洒落なのですが、注目すべきは背面のライティング。アンダーグロー式のライティングを採用しており、マウスパッドやデスクを照らせます。かなりデスクが映えるので、ライティング好きの方におすすめです。また、ライティングは専用ソフトで自由に設定できます。

Basilisk V3 Pro 35Kの良い点・気になる点

最後にBasilisk V3 Pro 35Kの良い点・気になる点をまとめます。

良い点

  • ポーリングレートが最大8000Hz
  • チルトホイールで操作性が高い
  • スクロールパターンを切替できる
  • ホイール操作が気持ちいい
  • アンダーグロー式のライティングがお洒落
  • ボタン11個で拡張性が高い
  • ワイヤレス充電対応

気になる点

  • 112gと重たい
  • 8000Hzだすのに別ドングルが必要

Proシリーズなので、付属ドングルでポーリングレート8000Hzだせればな〜って個人的に思いました。このマウスでポーリングレートを重視するゲームをする方は少ないと思いますが。

まとめ:チルトホイール搭載の機能豊富なゲーミングマウス

Basilisk V3 Pro 35Kのレビューは以上になります。

チルトホイール搭載でホイールのスクロールパターンを変更できたりと、ホイール操作にこだわったマウスとなっております。FPS以外のゲームをメインでやる方にはボタン数が多かったりと機能面で優れているので、興味のある方は試してみる価値ありです。

サイズ 長さ130.0・幅75.4・高さ42.5mm
重量 112g
ボタン 11個
センサー 第2世代 Focus Pro 35K オプティカルセンサー
解像度 35000dpi
最大加速 70G
最大速度 750IPS
ポーリングレート 最大8000Hz ※追加ドングル必要
接続方式 無線・有線
USBポート USB Type-C
バッテリー 最大210時間
電池
カラー ブラック・ホワイト
直販価格 26,980円

当サイトは他にもゲーミングデバイスに関して発信していくので、興味のある方は参考にしてみてください。